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スマホの充電がすぐなくなる原因は?今すぐできる対策と長持ちさせるコツを解説

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スマホの充電がすぐになくなって困っている方は多くいます。スマホの充電切れが起こると連絡が取れなくなったり、必要な情報にアクセスできなくなったりと何かと不便です。この記事ではスマホの充電がすぐなくなる原因と改善方法、バッテリー寿命を延ばす充電のコツを解説します。

記事を読めばバッテリー消費を抑える方法がわかり、充電の心配なく1日を過ごせるようになります。充電問題の主な原因はバッテリー劣化や設定ミスです。正しい対処法で、スマホの充電に振り回されない快適な毎日を実現しましょう。

目次

スマホの充電がすぐなくなる原因

スマホの充電がすぐなくなる原因は以下のとおりです。

  • バッテリーが経年劣化している
  • スマホを充電する方法に問題がある
  • 高負荷アプリが電力を大量に消費している
  • スマホの画面を明るく設定しすぎている
  • マルウェアに感染している
  • OSやアプリの不具合が影響している

バッテリーが経年劣化している

スマホのバッテリーは消耗品であり、使用期間が長くなるにつれて性能が低下します。リチウムイオン電池は充電と放電を繰り返すたびに化学的な劣化が進み、新品時と比べて充電容量が減少します。一般的にバッテリーは300~500回の充電サイクルで寿命を迎え、使用年数では約2年が目安です。

劣化したバッテリーは充電の減りが早くなるだけでなく、バッテリーの膨張や本体の発熱といった症状も現れます。iPhoneユーザーは設定画面からバッテリーの最大容量を確認でき、80%を下回っている場合は交換時期と判断できます。

スマホを充電する方法に問題がある

毎日の充電方法が間違っていると、バッテリーの寿命を大きく縮めてしまいます。充電しながらの使用や非純正充電器の利用など、何気ない習慣がバッテリーに負担をかけているケースが多くあります。

特に問題となるのは、充電中のスマホ操作です。ゲームや動画視聴をしながら充電するとスマホ本体が発熱し、バッテリーの劣化を加速させます。満充電後も長時間充電ケーブルを接続したままにすることや、0%まで使い切ってから充電することも避けるべき習慣です。

スマホの急速充電器の多用も熱を発生させやすく、バッテリーの寿命を縮める要因です。充電ポートにホコリが詰まっていると接触不良を起こし、スマホの充電効率が悪くなります。

高負荷アプリが電力を大量に消費している

スマホで使うアプリの中には、電力消費が激しい「高負荷アプリ」があります。高負荷アプリはスマホのCPUやGPUに大きな負荷をかけ、バッテリーを急速に消耗させます。高負荷アプリの代表例は以下のとおりです。

  • 3Dゲーム・動画編集アプリ
  • 高画質動画のストリーミング再生
  • GPS機能を使う地図・配達アプリ
  • 長時間のビデオ撮影・高画質写真撮影
  • バックグラウンドで常時動作するアプリ
  • 最適化されていない古いアプリ

「Uber Eats」のような位置情報を継続的に送信するアプリは、使用していない時間でも電力を消費し続けます。SNSアプリも写真や動画の読み込みで想像以上にバッテリーを使うため、長時間の利用は充電の減りを早める原因になります。

スマホの画面を明るく設定しすぎている

スマホの画面は電力消費の大部分を占めており、明るさの設定がバッテリーの持ちに直接影響します。ディスプレイの輝度を最大にした場合と最小にした場合では、バッテリーの持続時間に2.5倍もの差が生じる場合があります。必要以上に明るい画面は電力を無駄に消費し、充電の頻度を増やす原因になるので注意が必要です。

スマホの画面を明るく設定しすぎていると目への負担も大きくなるため、健康面でもマイナスです。

マルウェアに感染している

スマホがマルウェア(※)に感染すると、バッテリーに異常な消耗が起こります。スマホが感染すると異常に熱くなったり動作が極端に遅くなったり、見覚えのない広告が頻繁に表示されたりします。不審なアプリのインストールや怪しいリンクのクリックは避け、信頼できるセキュリティソフトを導入することが重要です。

スマホを守るためには定期的なウイルススキャンを実行し、感染が疑われる場合は速やかに対処しましょう。

※ マルウェアとはコンピューターやその利用者に被害をもたらすことを目的とした、悪意のあるソフトウェアです。マルウェアはウイルスやワーム、トロイの木馬、ランサムウェアなどが含まれます。

OSやアプリの不具合が影響している

スマホのOSやアプリに潜む不具合が、バッテリーの急速な消耗を引き起こす場合があります。OSやアプリの不具合の例は以下のとおりです。

  • プログラムのバグでシステムが常時フル稼働してしまう
  • 特定のアプリとOSの相性が悪くて正常に動作しない
  • アプリを閉じたつもりでもバックグラウンドで動き続ける

OSやアプリの不具合が原因の場合、アップデートで改善される可能性があります。開発元の情報を確認し、不具合修正のアップデートがリリースされたら速やかに適用しましょう。改善されない場合は、問題のあるアプリの削除や再インストールも検討してください。

スマホの充電がすぐなくなる問題を改善する方法

スマホの充電がすぐなくなる問題を改善する方法は以下のとおりです。

  • 画面の明るさを調整する
  • BluetoothやGPSを必要なときだけ使用する
  • ディスプレイの自動オフ設定をする
  • 省電力モードを活用する
  • 不要なアプリを削除または無効化する

画面の明るさを調整する

スマホの画面設定を見直すだけで、バッテリーの消費を大幅に抑えられます。画面の明るさは必要最小限に調整し、使っていないときは素早く画面がオフになるよう設定しましょう。

室内では画面の明るさを25~30%程度に設定しても十分見やすく、電力消費を抑えられます。自動明るさ調整機能は便利ですが、手動で調整したほうが節電効果は高くなります。周囲の明るさに合わせてこまめに調整する習慣をつけましょう。

BluetoothやGPSを必要なときだけ使用する

BluetoothやGPS機能は、オンにしているだけで常に電力を消費します。使用していないときはオフにすると、バッテリーの節約につながります。BluetoothやGPSが必要なシチュエーションは以下のとおりです。

  • ワイヤレスタイプのイヤホンやスピーカーを使用するとき
  • スマートウォッチと接続するとき
  • 地図アプリでナビゲーションを利用するとき
  • 位置情報を使った天気アプリを確認するとき
  • フードデリバリーの配達状況を確認するとき

BluetoothやGPSは、コントロールセンターやクイック設定パネルから簡単にオン・オフを切り替えられます。アプリごとの位置情報設定も見直し「アプリ使用中のみ許可」に変更すれば、不要な電力消費を防げます。

ディスプレイの自動オフ設定をする

ディスプレイが点灯している時間を短くすると、無駄なバッテリー消費を防げます。

ディスプレイの自動オフ設定の方法は簡単です。「設定」アプリから「画面表示」や「ディスプレイ」を選び「スリープ」「画面消灯」「自動ロック」といった項目を探します。

ディスプレイの自動オフ設定の時間は15秒や30秒など、できるだけ短く設定しましょう。ディスプレイの自動オフの時間を短く設定しても画面をタップですぐに復帰するため、使い勝手に大きな影響はありません。

省電力モードを活用する

省電力モードは、スマホが自動的にバッテリー消費を抑える便利な機能です。外出先で充電できないときやバッテリー残量が少ないときに省電力モードを活用すると、スマホの使用時間を大幅に延ばせます。省電力モードの設定手順は以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「バッテリー」を選択する
  3. 「省電力モード」または「低電力モード」をオンにする
  4. 自動で有効になる残量を設定する(20%など)

スマホの省電力モードをオンにするとバックグラウンドでのアプリ更新が制限され、画面の明るさが自動調整されます。日常的にスマホの省電力モードを使用すると充電回数を減らし、バッテリーの寿命を延ばす効果も期待できます。

不要なアプリを削除または無効化する

使っていないアプリがスマホに残っていると、知らないうちにバッテリーを消費している可能性があります。定期的にスマホを見直し、不要なアプリは削除または無効化しましょう。不要なアプリの特徴は以下のとおりです。

  • 使用頻度が低いのにデータの消費量が多いアプリ
  • 数か月使っていないアプリ
  • プリインストールアプリ

プリインストールアプリは削除できないので、使用しない場合は無効化を検討しましょう。使用頻度が低いアプリを探すには、iPhoneでは「スクリーンタイム」、Androidでは「Digital Wellbeing」機能が便利です。アプリの整理はストレージの空き容量も増やし、スマホ全体のパフォーマンス向上にもつながります。

スマホのバッテリー寿命を延ばす正しい充電方法

スマホのバッテリー寿命を延ばす正しい充電方法は以下のとおりです。

  • 適切なタイミングでスマホを充電する
  • スマホのバッテリーの過充電・過放電を避ける
  • 純正または信頼性の高いスマホ充電器を使う
  • 高温・低温環境でのスマホの使用を避ける

適切なタイミングでスマホを充電する

スマホのバッテリーを長持ちさせるには、充電するタイミングを意識しましょう。適切な充電タイミングは以下のとおりです。

  • バッテリー残量20%程度で充電を開始する
  • 充電は80%程度で終了する
  • 0%まで使い切らない
  • 100%充電後は速やかに充電器から外す
  • こまめな充電を心がける

スマホを完全に0%まで使い切ったり100%のまま充電し続けたりすることは、バッテリーに大きな負荷をかけます。20~80%の範囲でスマホの充電を管理すれば、バッテリーの劣化を効果的に防げます。

スマホのバッテリーの過充電・過放電を避ける

スマホのバッテリーを長持ちさせるには、過充電と過放電を避けてください。過充電とはバッテリーがすでに100%の状態なのに充電を続けることを指します。過充電をするとバッテリー内部に熱や負担がかかり、劣化を早める原因になります。一晩中充電器につないだままにする習慣がある方は、過充電に注意が必要です。

過放電はバッテリー残量が0%になるまで使い切る状態で、バッテリーに強い負荷を与えます。特にリチウムイオンバッテリーは完全放電に弱く、電源が自動で切れるような状態を繰り返すと寿命を縮めます。アプリや動画視聴で長時間使用する場合は、早めに充電することを心がけましょう。

純正または信頼性の高いスマホ充電器を使う

スマホのバッテリーを守るためには、品質の確かな充電器を使いましょう。純正品や認証を受けた充電器は、適切な電圧と電流で安全に充電できます。信頼できる充電器の特徴は以下のとおりです。

  • メーカー純正品として販売されている
  • PSEマークが付いている
  • MFi認証(iPhone用)を取得している
  • 過充電防止機能が搭載されている
  • 適切な出力仕様が明記されている

安価な非認証充電器は電圧が不安定でバッテリーの劣化を早めるだけでなく、発熱や発火、故障の可能性があります。初期投資は高くても純正品や信頼できるメーカーの充電器を選ぶと、長期的には節約につながります。

高温・低温環境でのスマホの使用を避ける

スマホのバッテリーは温度に敏感で、極端な温度環境での使用は寿命を大きく縮めます。リチウムイオンバッテリーの適正温度は0~35℃とされており、範囲を超えると性能が低下し、劣化が進行します。以下のような環境ではスマホの適正温度を超える危険があるので注意が必要です。

  • 夏の車内や直射日光下
  • 冬の屋外などの低温環境
  • 地下やトンネルなど電波の届きにくい場所
  • 通気性の悪いケースでの使用
  • 高温環境での高負荷アプリの使用

スマホの充電がすぐなくなる問題が解決しないときの対応策

スマホの充電がすぐなくなる問題が解決しないときの対応策は、以下のとおりです。

  • スマホのバッテリー交換を検討する
  • スマホの修理業者やメーカーサポートを活用する
  • スマホの買い替えを検討する

スマホのバッテリー交換を検討する

スマホを2年以上使用していて充電の減りが早い場合、バッテリー交換が有効な解決策です。新しいスマホを購入するより費用を抑えながら、購入当初のような電池持ちを取り戻せます。スマホのバッテリー交換の目安は以下のとおりです。

  • フル充電しても1日持たない
  • バッテリーの最大容量が80%以下(iPhone)
  • 突然電源が切れるなどの症状がある
  • バッテリーが膨張している

バッテリーが膨張している場合は、発火の危険があるため速やかに専門店へ相談しましょう。バッテリーの交換費用は機種により異なりますが、一般的に5,000~20,000円程度です。バッテリーの交換前には必ずデータのバックアップを取り、大切な写真や連絡先を守りましょう。

スマホの修理業者やメーカーサポートを活用する

バッテリー以外の不具合が原因で充電がすぐなくなる場合は、専門の修理業者やメーカーサポートの利用が適切です。スマホの修理業者を選ぶポイントは以下のとおりです。

  • 総務省登録修理業者の認定を受けている
  • メーカー認定の修理店である
  • 修理実績と口コミ評価が良い
  • 修理後の保証期間が明確である
  • 料金体系が透明で事前見積もりがある

プロの診断により自分では気づかない問題を発見し、スマホの適切な修理を受けられます。複数の業者から見積もりを取り、サービス内容を比較しましょう。

スマホの買い替えを検討する

修理費用が高額になる場合やスマホ自体が古くなっている場合は、思い切って買い替えを検討してください。最近のスマホには夜間充電時に80%で一時停止し、起床時間までに100%まで充電するモデルもあります。スマホの買い替えを検討すべきタイミングは以下のとおりです。

  • 使用年数が4~5年を超えている
  • 修理費用が新品価格の半分以上かかる
  • OSのサポートが終了している
  • 複数の不具合が同時に発生している

スマホの購入費用を抑える方法は、格安SIMへの乗り換えや型落ちモデルの購入、下取りサービスなどがあります。家族でまとめてスマホを買い替えれば、割引を受けられるケースもあるので上手く活用しましょう。
» スマホの買い替え時期の目安や準備、お得に買い替えるコツを解説
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充電がすぐなくなる問題を解決して快適なスマホ生活を送ろう

スマホの充電問題を解決すると、日常生活の質が大きく向上します。充電切れの心配から解放され、家族との大切な瞬間を写真や動画でしっかり記録できます。外出先でも安心してスマホを使え、重たいモバイルバッテリーを持ち歩く必要性もありません。

適切な設定と正しい充電習慣により、バッテリーの寿命が延び、スマホの買い替え頻度も減らせます。今すぐ実践できる対策から始めて、スマホの充電に振り回されない快適な毎日を実現しましょう。

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