MENU

【用途別】1ヶ月のスマホデータ使用量の平均は?ギガ不足解消&節約の完全ガイド

  • URLをコピーしました!

子育て世代では、毎月のスマホ代が高額になりがちで、家計を圧迫するケースも多くあります。この記事では、スマホのデータ使用量の基本や確認方法、効果的な節約テクニックを解説します。

記事を読めば、自分の生活スタイルに合ったデータ使用量の管理方法がわかり、月々のスマホ代の大幅な削減が可能です。スマホのデータ使用量を節約するには、自分の使用状況の把握が第一歩です。Wi-Fiの活用や動画画質の調整など、日常で実践できる節約方法を取り入れて、データ使用量を節約しましょう。

目次

スマホの使用量の基礎知識

スマホのデータ使用量の基礎知識を、以下の項目に分けて解説します。

  • 1か月のスマホのデータ使用量の平均
  • データ使用量が増加する要因

1か月のスマホのデータ使用量の平均

日本人の1か月当たりのスマホのデータ使用量は平均で約7GBです。20~30代の若い世代では8〜10GBと全体平均より高くなります。総務省の調査によると、夫婦・家族間でのデータ使用量には個人差があり、3~15GBまでの幅広い範囲に分布するのが特徴です。

テレワークや動画視聴の増加により、2020年以降のスマホのデータ使用量は平均して約30%も増加しています。平日と休日ではデータ使用量に差があり、休日は平日の約1.5倍のデータを消費する傾向があります。子育て世帯では、子どもの動画視聴やオンライン学習により月間2〜3GBほど多い傾向です。

データ使用量が増加する要因

スマホのデータ使用量の増加につながる大きな要因は、以下のとおりです。

  • 高画質動画を視聴する
  • オンラインゲームをプレイする
  • ビデオ通話を行う
  • 高解像度写真や動画を共有する
  • 音楽や動画をストリーミングする
  • アプリを自動更新する
  • 位置情報サービスを常時利用する
  • クラウドサービスと同期する
  • モバイルホットスポットを利用する
  • ウェブサイトで動画広告を読み込む
  • ライブストリーミングを視聴する

最近の広告は動画形式が増えているため、ウェブサイト閲覧中でもデータ使用量が多くなりやすいです。

【用途別】1か月のスマホのデータ使用量の平均

1か月のスマホのデータ使用量の平均を、以下の項目に分けて解説します。

  • メールやメッセージアプリのデータ使用量
  • ウェブ閲覧やSNSのデータ使用量
  • 動画ストリーミングサービスのデータ使用量
  • オンラインゲームのデータ使用量

メールやメッセージアプリのデータ使用量

スマホのメールやメッセージアプリのデータ使用量は意外と少なく、通信費節約につながります。テキストメールは1通当たり約5〜10KBと小さいデータ使用量です。画像を添付すると1枚当たり約500KB〜3MBに増えます。しかし、他の用途と比べると少ないデータ使用量です。

LINEなどのメッセージアプリを利用した場合のデータ使用量は以下のとおりです。

機能データ使用量
テキストメッセージ送受信約1〜3MB/時間
音声通話約300〜500KB/分
ビデオ通話約3〜15MB/分
画像共有約500KB〜3MB/枚
スタンプGIF送信約100KB〜1MB/回

WhatsAppのテキストメッセージや音声通話のデータ使用量も、LINEと同様に軽量です。Gmailアプリのデータ使用量は、1時間当たり約5〜10MBです。

ウェブ閲覧やSNSのデータ使用量

ウェブサイトの閲覧は1ページ当たり約1〜3MBのデータを消費します。一見少ないように思えますが、1時間の閲覧で約10〜50MBにもなるのが問題です。ウェブサイトのタイプによるデータ使用量の違いは以下のとおりです。

ウェブサイトの種類1ページ当たりのデータ使用量
テキストのみのシンプルなサイト約0.5MB
ニュースサイトや情報サイト約2〜3MB
画像や広告が多いサイト5MB以上

主要なSNSアプリの1時間当たりのデータ使用量の目安は、以下のとおりです。

  • Facebook:約80MB/時間
  • Instagram:約60〜100MB/時間
  • X:約40〜60MB/時間
  • TikTok:約300〜500MB/時間

写真1枚の投稿で約3〜5MB、動画は1分当たり約20〜50MBもデータを使用します。ライブストリーミングの視聴は、1時間当たり約250〜500MBのデータ使用量です。

動画ストリーミングサービスのデータ使用量

動画ストリーミングサービスは、画質設定によって使用量が大きく変わります。動画の利用状況の把握が節約の第一歩です。主要な動画ストリーミングサービスのデータ使用量は以下のとおりです。

サービス名標準画質高画質4K画質
YouTube約0.7GB約3GB約7GB
Netflix約1GB約3GB約7GB
Amazonプライムビデオ約0.9GB約2GB約6GB
Hulu約0.7GB約1.5GB
Disney+約0.6GB約2.5GB約7.7GB

高画質(特に4K)での動画視聴は、標準画質の3〜10倍ものデータを消費します。モバイルデータ通信での視聴はWi-Fi利用と比較して追加コストが発生するため注意が必要です。

オンラインゲームのデータ使用量

オンラインゲームのデータ使用量は、軽量なゲームから重量級のゲームまで、月間のデータ消費量に幅があるのが特徴です。Pokémon GOやパズドラなど、人気のモバイルゲームのデータ使用量は、約5〜20MBです。MMORPGタイプのデータ使用量は、約30〜70MBとなります。

オンラインFPS(フォートナイト、PUBGモバイルなど)のデータ使用量は、約40〜100MBです。ボイスチャット機能を使うと、1時間当たり約30〜40MBのデータ使用量になります。ストリーミング機能を使うと、1時間当たり約150〜250MBの追加データを消費する計算です。

毎日1時間プレイする場合の月間データ使用量の目安は、軽量なゲームなら約150〜600MBです。重量級のゲームを毎日1時間プレイすると、約1.2〜3GBに達する場合もあります。

1か月のスマホのデータ使用量の確認方法

スマホのデータ使用量の確認方法を、以下の項目に分けて解説します。

  • iPhoneでのデータ使用量確認方法
  • Androidでのデータ使用量確認方法

iPhoneでのデータ使用量確認方法

iPhoneでデータ使用量を確認する手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリをタップ
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「モバイルデータ通信」で確認

「現在の期間のデータ使用状況」の項目で、アプリごとのデータ使用量も確認できます。より詳細なデータ使用量を知りたい場合は、システムサービスを確認する方法や、画面時間機能から確認する方法もあります。

Androidでのデータ使用量確認方法

Androidでデータ使用量を確認するには、ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリを開きましょう。設定メニューから「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップします。ネットワーク設定画面で「データ使用量」または「モバイルデータ」を選択すると、データ使用量の確認が可能です。

Androidの画面上にグラフ形式で、合計データ使用量が表示されます。データ使用量を確認する際は、表示される期間(通常は1か月単位)を確認してください。「モバイルデータ使用量」の詳細ページに進むと、アプリ別の使用量を見られます。データ使用量が多くならないように、警告や上限を設定するのがおすすめです。

スマホのデータ使用量を節約するコツ

スマホのデータ使用量を節約するコツは以下のとおりです。

  • Wi-Fiを利用する
  • アプリの自動アップデートを無効にする
  • バックグラウンドデータ通信を制限する
  • 動画の画質を調整する
  • 位置情報サービスをオフにする

Wi-Fiを利用する

自宅や職場、カフェなどの公共施設で提供されているWi-Fi環境を積極的に利用しましょう。 スマホのWi-Fi自動接続設定をオンにするのがおすすめです。 データ使用量が多くなりがちな大容量のダウンロードや動画視聴などは、できる限りWi-Fiを利用します。 

公共施設でインターネットを利用するときは、信頼できるWi-Fiスポットを選ぶよう注意しましょう 公共Wi-Fiの中には、セキュリティ対策が不十分なものや、悪意のあるアクセスポイントも存在します。自宅にWi-Fiがない場合は、光回線とWi-Fiルーターの導入を検討してみてください。

初期費用はかかりますが、長期的に見るとモバイルデータ通信費を抑えられるので家計の節約につながります。

アプリの自動アップデートを無効にする

多くのアプリは自動的に更新されるよう初期設定されているため、気づかないうちに大量のデータを消費しています。アプリの大型アップデートは、数百MB~数GBにもなるため注意が必要です。アプリの自動アップデートを無効にするには、iPhoneの「設定」アプリを開き「App Store」をタップしましょう。

iPhoneの「App のアップデート」をオフにすると、自動アップデートが無効になります。Androidの場合は「Google Playストア」アプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップしましょう。「設定」から「ネットワーク設定」を選択してください。

「アプリの自動更新」を「Wi-Fi経由のみ」か「アプリを自動更新しない」に設定すると、自動アップデートが無効になります。自動アップデートを無効にしたあとは、Wi-Fi環境での手動更新を行い、必要なアプリのみ更新しましょう。

バックグラウンドデータ通信を制限する

iPhoneのバックグラウンドデータ通信を制限する方法は以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開いて「一般」をタップする
  2. 「Appのバックグラウンド更新」を選択する
  3. 全体をオフにするか、個別に設定変更する

Androidのバックグラウンドデータ通信を制限する方法は以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開き、「アプリ」をタップする
  2. 「データ使用量」を選択する
  3. 各アプリのバックグラウンド通信を制限する

メールやメッセージアプリなど、リアルタイムの通知が必要なアプリは除外するのがおすすめです。Wi-Fi接続時のみバックグラウンド更新を許可し、モバイルデータ通信時は制限する使い分けも効果的です。

動画の画質を調整する

標準画質や480pへの設定変更で、高画質や超高画質と比べてデータ使用量を半分以下に抑えられる場合もあります。標準画質や480pへの設定変更は、見やすさをあまり損なわずにデータ使用量を節約できるバランスの良い方法です。

データ使用量を抑えるには、YouTubeなどの動画アプリで「データセーバーモード」を有効にしましょう。Netflixなどのストリーミングサービスでモバイルデータ使用量を「低」に設定する方法も効果的です。

Wi-Fi環境下で事前に動画をダウンロードすると、データ使用量の低減につながります。意図しない動画再生を防ぐために、自動再生機能をオフにしましょう。動画を視聴する時間を意識的に制限することも、データ使用量を減らす効果的な方法の一つです。

位置情報サービスをオフにする

スマホの位置情報機能は、バックグラウンドで常に動作しているため、気づかないうちにデータを消費し続けます。スマホの位置情報をオフにする方法は以下のとおりです。

  • iPhone:「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」から設定
  • Android:「設定」→「位置情報」から設定

必要なアプリは「使用中のみ許可」にし、使用頻度の低いアプリはオフにしましょう。位置情報が不要なアプリは完全にオフにし、天気アプリは手動で設定してください。

スマホのデータ使用量に関するよくある質問

スマホのデータ使用量に関するよくある質問は、以下のとおりです。

  • 1か月で100GBは多すぎる?
  • 無制限プランのメリットは?
  • ライフスタイルに合ったプランの選び方は

1か月で100GBは多すぎる?

平均的なスマホユーザーの月間データ使用量は5〜10GBなので、100GBはその10倍以上になります。100GBを使い切るには、毎日高画質の動画を数時間視聴したり、大量のアプリをダウンロードする使い方が必要です。

動画やオンラインゲームをよく利用するヘビーユーザーでも、月50GB程度の使用量にとどまる場合が多い傾向です。家族でデータ量の共有プランを利用している場合や、自宅にWi-Fi環境がない場合は、100GBに達する可能性があります。

月に100GBものデータを使用しているなら、無制限プランへの変更を検討しましょう。大容量プランを契約しているのに使い切れていない場合は、使用実績に合わせてプランを見直すことで節約できます。
» 携帯・スマホ料金を安くしたい!効果的な方法と手順を一挙解説

無制限プランのメリットは?

無制限プランを選ぶと、データ残量を気にする必要がなくなり、追加料金も発生しません。スマホの無制限プランが役立つシーンは以下のとおりです。

  • 動画視聴やオンラインゲーム
  • テレワークやオンライン授業
  • 家族共有Wi-Fiのバックアップ
  • 外出先でのテザリング
  • 複数のスマホに接続

» 今がチャンス?携帯会社を乗り換える理由を解説

ライフスタイルに合ったプランの選び方は?

ライフスタイルに合ったプランを選ぶには、自分の実際のデータ使用量を把握することが大切です。1週間程度、毎日のデータ使用状況を記録すると、必要なデータ使用量が明確になります。ライフスタイルに合ったプラン選びで考慮すべきポイントは、Wi-Fi環境の有無や通勤時間、外出頻度です。

動画視聴やオンラインゲームの習慣の有無、家族シェアプランの可能性も、ライフスタイルに合ったプランを選ぶポイントです。データ使用量は季節や仕事の繁忙期によって変動する場合もあるため、変動プランの検討も有効となります。

まとめ

スマホのデータ使用量を把握し、適切に管理すると、家計の大きな節約につながります。スマホの平均的な月間データ使用量は5〜10GB程度ですが、ライフスタイルによって大きく変わります。iPhoneとAndroidの設定から、データ使用量の確認が可能です。

Wi-Fi活用やバックグラウンド通信の制限で、スマホのデータ使用量を効果的に節約できます。アプリの自動アップデートの無効化も、データ消費を抑える方法です。動画視聴やSNSはデータを消費しやすいため注意が必要です。

子育て世帯では、家族での動画共有やオンライン学習などでデータ使用量が増加する傾向があります。無制限のデータプランは便利ですが、実際の使用状況を定期的に確認し、本当に必要かを検討してください。家族全員のデータ使用パターンを把握し、ライフスタイルに合ったプランを選んで節約しましょう。
» 格安SIMがおすすめな理由を徹底解説!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次