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【初心者必見】MVNOとは?契約前に知っておきたい注意点と選び方のコツ

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毎月の携帯電話料金が気になっていませんか?

大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)の料金プランは月額料金が高く、家計の大きな負担になっていると思います。格安の携帯電話会社に乗り換えたいけど、通信品質の低下が心配ですよね。

本記事では、格安の携帯会社を6年使い続けている私(イケダ)がMVNOの仕組みやメリット、デメリット、選び方のポイントを詳しく解説します。

記事を読めば、自分に合ったMVNOを見つけ、毎月の通信費用を節約する方法が分かりますよ。

サービスの特性や注意点を把握して後悔のない乗り換えを行いましょう!

目次

MVNOとは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供する事業者

MVNOは、大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)から通信回線を借りて独自のサービスを提供する事業者のことです。

Mobile Virtual Network Operatorの略で、日本語で「仮想移動体通信事業者」と呼ばれています。

MVNOとは大手キャリア( docomo、au、ソフトバンク)から通信回線を借りてサービスを提供する業者のことです。格安SIMを提供している会社のことをMVNOと呼びます。MNOとは通信設備を設置している大手キャリア( docomo、au、ソフトバンク)のことを言います。

逆に大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク、楽天モバイル)はMNO(Mobile Network Operator)日本語略:移動体通信業者と言います。

MVNOの一覧

MVNOは、大手キャリアから借りた回線をもとに、サービスを展開しており、色んな業者が存在しています。一例ですが、MVNOの一覧は以下の通りです。

MVNO業者一例
  • 日本通信
  • イオンモバイル
  • IIJmio
  • BIG LOBEモバイル
  • mineo
  • NUROモバイル
  • H.I.S.Mobile
  • など

これらのMVNO業者は大手キャリアにはない独自のサービスを提供しており、YouTubeやLINEなどの通信量がノーカウントになるようなサービスもあります。

MVNOとMNOの違い

MVNOとMNOの違いは、通信回線の所有と運用方法にあります。両者の主な違いは以下のとおりです。

比較項目MVNO(格安SIM)MNO(大手キャリア)
通信回線借用自社保有
料金安価高価
通信速度変動あり安定的
サポートオンライン中心実店舗が充実

MVNOは設備投資を抑え、大手キャリアより料金が安いのが最大の特徴です。逆にMNOは大規模な設備投資を行っているため通信速度は速い代わりに料金が高くなっています。

MVNOが安価でサービスを提供できる理由

MVNOが提供する料金プランは、大手キャリアと比べて月額料金が安いです。

経営の効率化や運営コストの削減などにより、低価格なサービスを実現しています。MVNOが安価でサービスを提供できる理由を詳しく見てみましょう。

自社回線を持っていない

MVNOが低価格でサービスを提供できる最大の理由は、自社で通信回線を保有していないことです。

基地局の建設や維持管理にかかる費用を抑えられるため、利用者に還元できる余裕が生まれます。通信設備の保守点検や更新作業も必要ないので、大手キャリアに比べてコストを削減しています

通信回線の借用料は発生しますが、初期投資や維持費用と比べると大幅にコストを抑えています。

サポートをオンラインメインにしている

MVNOのサービスはオンラインがメインです。

店舗網の整備や広告宣伝費も最小限に抑えることで、効率的な経営を実現しています。オンラインでの契約手続きを主体とすることで、人件費や店舗運営費を削減することで格安のサービスを提供しています。

対面でのサポートが受けにくく不便と感じる方もいるでしょう。しかしオンライン中心だからこそ24時間いつでも申し込みできるメリットもあります。

料金プランをシンプルにしている

MVNOの料金プランは、必要最低限のサービスに絞ってシンプルに設計されています。料金プランをシンプルにすることで得られる効果は以下のとおりです。

  • システム開発費の削減
  • 運用管理コストの低減
  • 顧客サポートの効率化
  • 料金請求の簡素化
  • プラン説明の簡略化

複雑な割引サービスやポイントプログラムを減らすことで、システムの開発や運用にかかるコストを抑えています。

料金プランがシンプルなため、顧客サポートも効率的に行えます。我々にとっても、自分に合った料金プランを選びやすいです。

必要なオプションサービスだけを追加できるので、無駄な支出を抑えられます。

MVNOのメリット

MVNOには、月額料金の安さや料金プランの柔軟性、乗り換えのしやすさなど、多くのメリットがあります。利用者のニーズに合わせて選択できる点が大きな魅力です。MVNOを利用するメリットを詳しく見てみましょう。

月額料金が安い

MVNOの月額料金が安くなる理由と、具体的な料金設定の特徴は以下のとおりです。

  • データ容量に応じた料金設定
  • 複数回線契約で割引適用
  • 音声通話とデータ通信の分離
  • 最低利用期間なしのプラン
  • データ容量の繰り越しサービス

MVNOでは、1GBあたり200円程度からデータ通信を利用できるプランが用意されています。

家族で複数回線を契約すると、さらにお得です。音声通話とデータ通信を分けて契約できるので、必要なサービスだけを選んで利用できます。

データ容量の繰り越しサービスを利用すれば、無駄なく通信量を使い切れます。

料金プランの柔軟性が高い

MVNOの料金プランは柔軟性が高く、利用者のニーズに合わせた選択が可能です。データ通信量の多い利用者向けには大容量プランが、通話が中心の利用者向けには通話かけ放題プランが用意されています。

1か月のデータ使用量に応じてプランを変更できる所が多いため、通信量の節約が可能です。

音声通話とデータ通信を分離したプランも選べるため、自分の使い方に合わせて最適なプランを組み合わせられます。オプションサービスの追加や解約も簡単です。月々の料金を調整しやすいので、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

乗り換えがしやすい

MVNOは大手キャリアと比べて乗り換えがしやすいという特徴があります。乗り換えがしやすい理由は以下のとおりです。

  • オンラインで手続きを完結できる
  • 初期費用が抑えられる
  • MNP転入もできる
  • 契約手続きがわかりやすい
  • 短期間での利用もできる

契約手続きはオンラインで完結するため、店舗に行く必要がありません。

SIMカードを郵送で受け取り、スマートフォンに挿し替えるだけで利用できます。MNPにも対応しているので、電話番号を引き継いで乗り換えられます。

初期費用も抑えられるため、気軽に乗り換えを検討できるのも魅力です。

MVNOのデメリット

MVNOには、通信速度の低下やキャリアメールの利用制限、実店舗サポートの不足といったデメリットがあります。

サービスの特性を理解し、自分のニーズに合うか判断することが重要です。MVNOのデメリットを詳しく見てみましょう。

通信速度が低下することがある

MVNOは、大手キャリアと比べて通信速度が低下することがあります。

主に昼休みや夕方の混雑時には、通信速度が遅くなりやすいです。動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信を必要とするサービスでは、通信速度の低下が気になる場合もあります。

通信速度の低下は地域や時間帯によって異なります。

Wi-Fiの併用や通信量の管理によって、速度低下の影響を軽減可能です。利用頻度の高い時間帯や場所での通信速度を事前に確認して、快適な通信環境を確保しましょう。

キャリアメールが利用できない

大手キャリアからMVNOに乗り換えると、これまで使用していたキャリアメールはそのまま使うことができません。

キャリアメールとは

キャリアごとに設定される専用のメールアドレスです。
docomo=@docomo.ne.jp
ソフトバンク=@softbank.ne.jp
au=@ezweb. ne.jp

MVNOでキャリアメールを使う場合は別料金が必要なので、Yahooメール、Gmailなどを活用しましょう。

正直、キャリアメールを使い続けるメリットは全くないので、無料メールサービスを活用していきましょう。

実店舗でのサポートが少ない

MVNOは実店舗でのサポートが限られていることが特徴です。

スマートフォンの初期設定やトラブル対応は、基本的にオンラインや電話での対応になります。端末の修理や故障時の対応も、メーカーに直接依頼するケースも多いです。

ただし、多くのMVNOは電話やチャット、メールなどでのサポートを提供しています。

オンラインでの手続きやFAQの充実により、実店舗がなくても快適な利用が可能です。一定の自己解決能力が求められますが、サポートセンターに問い合わせることで、丁寧な対応を受けられます。

MVNOを選ぶときのポイント

MVNOを選ぶ際は、回線提供元のキャリアやプランの豊富さ、サポート体制など、さまざまな要素を考慮する必要があります。自分の利用スタイルに合った最適なMVNOを見つけるためのポイントを詳しく見てみましょう。

回線提供元のキャリア

MVNOを選ぶ際、回線提供元の大手キャリアは重要な選択基準です。

主に3つの大手キャリアが回線を提供しており、それぞれ特徴が異なります。居住地域での通信環境や利用頻度の高いエリアでの電波状況を確認しましょう。

都市部では安定した通信速度が期待できますが、地方や山間部では圏外になるキャリアもあります。

通勤や通学で利用する経路での通信状況も重要なポイントです。複数のキャリアの回線を利用できるMVNOもあるため、幅広い選択肢の中から最適なサービスを見つけましょう。

プランの豊富さ

MVNOが提供している主な料金プランは以下のとおりです。

  • データ容量別プラン
  • 音声通話付きプラン
  • 家族向け割引プラン
  • シニア向けプラン
  • 学生向けプラン

データ通信量は1GB〜無制限まで幅広く用意されています。音声通話のニーズに応じて、かけ放題オプションや通話料金の割引サービスも選べます。

家族で利用する場合は、複数回線での割引プランが便利です。年齢や職業に応じた特別プランも用意されているので、自分に合った料金プランを見つけやすいです。

サポート体制

MVNOのサポート体制は、利用者の安心感と満足度に直結します。電話やメール、チャットなど、複数の方法でカスタマーサポートを受けられることが重要です。

スマートフォンの初期設定や利用方法の説明、トラブル時の対応など、必要なサポートを受けられるか確認しましょう。

オンラインでの手続きやFAQが充実しているかどうかも重要なポイントです。24時間対応や休日対応の有無など、必要なサポート体制があるかどうか確認してください。

通信速度の安定性

通信速度の安定性を確認する際のポイントは以下のとおりです。

  • 利用エリアでの通信品質
  • 混雑時の速度制限
  • データ容量の上限
  • 通信速度の保証内容
  • 速度改善の取り組み

利用頻度の高い場所や時間帯における通信速度を確認することが重要です。お試し期間がある場合は、実際に使用して体験しましょう。

通信品質の向上や楽天モバイルのような設備投資の計画も確認しておくと、将来的な改善が期待できるかどうかの判断材料になります。

▼各MVNOの通信速度は以下のサイトから確認できますよ

MVNOに関するよくある質問

MVNOに関するよくある質問をまとめました。契約時の注意点や電話番号の移行、MVNOと格安SIMの違いなど、気になる点を詳しく解説します!

MVNOを契約するときの注意点は?

MVNOを契約する際は、いくつかの重要な点に注意が必要です。契約内容をしっかりと確認し、自分のニーズに合ったサービスを選びましょう。

データ容量の選択も重要なポイントです。自分の利用状況に合わせて適切な容量を選ぶことで、無駄な出費を抑えられます。

事前に利用するスマートフォンの対応状況を確認することも大切です。SIMロック解除が必要な場合は、事前に手続きを済ませましょう。キャリアメールの継続利用や各種サービスの引き継ぎについても確認が必要です。
» SIMカードの基礎知識と設定方法をわかりやすく解説!

電話番号はそのまま移行できる?

電話番号はそのまま移行できます!電話番号の引き継ぎに必要な手順は以下のとおりです。

  • MNP予約番号の取得
  • MVNOへの申し込み
  • SIMカードの受け取り
  • 開通手続きの実施
  • 動作確認の実行

MVNOでは、MNP制度を利用すれば、現在の電話番号をそのまま引き継げます

MNPとは「Mobile Number Portability(携帯電話番号ポータビリティ)」の頭文字を取った言葉で、携帯電話番号を変更することなく他の携帯電話会社の通信サービスに乗り換えることができる制度のことです。

MNPを活用すれば、「携帯電話会社を変えたいけど、電話番号が変わると連絡や登録変更が大変……」といった手間や煩雑さを解消することができます。

LINEMO公式サイトより引用

MNP予約番号の取得から開通手続きの実行まで数日かかる場合物あるので、余裕のあるタイミングに行いましょう。

SIMロック解除は必要?

他社のSIMカードを使用するためにはSIMロック解除が必要です。

2019年9月以降に購入した端末は購入後すぐに解除できますが、以前の端末は購入から100日経過後に解除できます。解除は無料です。

キャリアショップや公式サイトで手続きができます。
» NTTドコモのSIMロック解除方法
» auのSIMロック解除方法
» ソフトバンクのSIMロック解除方法

SIMフリー端末を購入すれば、最初から解除の必要はありません。スマホを購入する場合は大手キャリアではなくSIMフリー端末を購入することをオススメします!

MVNOと格安SIMの違いは?

MVNOと格安SIMの主な違いは以下のようになります。

項目MVNO格安SIM
定義事業者商品
範囲会社全体通信サービス
サービス複数展開可能通信に特化

MVNOは事業者を指し、格安SIMは事業者が提供する商品の一つです。超簡単に言うと「MVNOが提供しているサービスが格安SIM」といった感じです。

まとめ

MVNOは、大手キャリアから回線を借りて安価なサービスを提供する通信事業者です。月額料金の安さや料金プランの柔軟性が主なメリットですが、通信速度の低下や実店舗サポートの少なさなどのデメリットもあります。

サービスを選ぶ時は、実店舗・オンラインでのサポート体制、混雑時などの通信速度・通信エリアを確認してから選んでください。

MVNOを賢く活用することで、携帯電話料金を大幅に節約できます。自分のライフスタイルに合ったサービスを選び、快適な通信環境を手に入れてくださいね。

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