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中古スマホは危険?赤ロム・バッテリー劣化などのリスクと対策を徹底解説

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スマホは生活に欠かせないアイテムですが、新品は高価であるため、家計の負担になります。家計への負担を減らすために注目されるのが中古スマホです。しかし、中古スマホの危険性が気になり、購入をためらう人は多い傾向です。この記事では、中古スマホの危険性やメリット、安全に購入する方法を解説します。

記事を読めば、中古スマホ購入時のリスクを最小限に抑えられます。中古スマホは信頼できる店舗で購入し、本体の状態やIMEI番号をチェックすることが重要です。初期化やウイルス対策を行い、スマホ保険への加入も検討しましょう。

目次

中古スマホの危険性

中古スマホは安価で入手できる点が魅力ですが、以下の危険性があります。

  • 赤ロムのリスク
  • 水没や画面割れの問題
  • バッテリーの劣化
  • 有害なアプリやウイルスの存在
  • 保証の薄さ

赤ロムのリスク

赤ロムのリスクは、中古スマホを購入する際に注意すべき点の一つです。赤ロムとは、使用制限がかけられた端末を指します。赤ロムに潜むリスクは以下のとおりです。

  • 通信が突然できなくなる
  • 重要なデータにアクセスできなくなる
  • 再販や譲渡ができなくなる

赤ロムは料金の滞納や紛失・盗難の報告を受けたキャリアが、端末に通信制限をかけて発生します。赤ロムを解除するには、前所有者の協力が必要です。しかし、解除が困難な場合がほとんどです。知らずに赤ロム端末を購入すると、法的なリスクを負う可能性もあります。不正に入手された端末を購入するケースがあるからです。

赤ロムと判明しても返金されない可能性があり、解除には高額な費用がかかるキャリアもあります。さまざまな理由により、中古スマホを購入する際は、赤ロムでないことの確認が欠かせません。

水没や画面割れの問題

水没や画面割れは、中古スマホを購入する際に注意が必要です。スマホの機能や寿命に大きな影響を与える要因です。水没したスマホは、内部の電子部品が腐食したり故障したりするリスクが高くなります。防水性能が低下したり失われたりする可能性もあります。

画面割れは見た目の悪さだけでなく、操作性の低下や指をけがする危険性があるため注意が必要です。タッチパネルの反応不良や誤動作を引き起こす原因にもなります。水没や画面割れの問題は修理費用が高額になる可能性があり、スマホの再販価値も大きく下げてしまいます。

水没や画面割れの問題を避けるには、購入前に本体の状態をしっかりと確認しましょう。信頼できる店舗で購入し、保証期間を確認してください。

バッテリーの劣化

バッテリーの劣化は中古スマホを購入する際に注意すべきポイントの一つです。新品と比べて劣化が進んでいる可能性が高いため、注意が必要です。リチウムイオンバッテリーは使用とともに劣化します。劣化が進むと充電容量が減少し、1回の充電での使用時間が短くなります。

バッテリーの劣化の要因は以下のとおりです。

  • 充電と放電の回数
  • 使用年数
  • 高温の環境

劣化したバッテリーは、膨張や発熱のリスクもあります。中古スマホを購入する際は、バッテリーの状態を事前に確認しましょう。交換が必要になると、追加でコストがかかるためです。一部の機種ではバッテリー交換が難しいか不可能な場合もあるため、購入前に調べましょう。

有害なアプリやウイルスの存在

中古スマホには有害なアプリやウイルスが潜んでいる危険性があります。個人情報が盗まれたり、端末を遠隔操作されたりする可能性があります。有害なアプリやウイルスが引き起こすリスクは以下のとおりです。

  • 情報漏洩
  • 個人情報の窃取
  • 不正アプリの存在
  • 遠隔操作
  • データの暗号化
  • 身代金要求
  • 入力情報の盗難

不要な広告表示の多いアプリやバッテリーを消耗させる不正プログラム、端末の動作を遅くするソフトウェアにも注意が必要です。リスクを避けるには信頼できる販売店から購入し、購入後すぐに初期化とウイルス対策をしましょう。

保証の薄さ

保証の薄さは、中古スマホを購入する際の問題点の一つです。製造元の正規保証が切れていたり店舗独自の保証期間が短かったり、保証自体がなかったりする可能性があります。保証内容が限定的で故障時の対応が不十分であり、修理や交換に時間がかかる課題も存在します。

中古スマホを購入する際は、保証内容をよく確認しましょう。突然の故障や不具合に対して即時対応が難しい場合もあるため、注意が必要です。保証書や購入証明書がないと、アフターサービスを受けられない可能性もあります。

中古品特有の予期せぬ問題に対して保証が適用されない可能性もあるため、購入前に確認しましょう。

中古スマホのメリット

中古スマホのメリットは以下のとおりです。

  • コストパフォーマンスに優れている
  • 多様な機種の中から自由に選べる
  • 過去の人気モデルを入手できる

コストパフォーマンスに優れている

コストパフォーマンスに優れている点は、中古スマホの大きな魅力です。新品と比べて安い価格で購入できるため、家計の節約につながります。高性能な機種を手頃な価格で入手できたり、1〜2世代前のフラッグシップモデルを安く入手できたりします。

機能面では新品とほぼ変わらない性能を得られるため、同じ予算でより高スペックな機種を選択可能です。初期投資を抑えられるため、機種変更の頻度を上げやすい点も魅力的です。短期間での買い替えや複数台所有も容易になり、ライフスタイルに合わせて柔軟にスマホを使い分けられます。

中古市場の競争により、さらなる価格低下も期待できます。コストを抑えつつ高性能なスマホを手に入れたい方にとって、中古スマホは魅力的な選択肢の一つです。

多様な機種の中から自由に選べる

中古スマホを選ぶ際の魅力は、多様な機種の中から自由に選べる点です。新品では手に入らない過去の人気モデルも含め、幅広い選択肢があります。さまざまなメーカーや機種から選択でき、最新モデルや過去の人気モデルなど幅広く選べます。自分の予算や用途に合わせて最適な機種を選択できる点も魅力的です。

キャリアや販売店の制限にとらわれず、特定の機能や性能にこだわった機種選びもできます。デザインや色など、好みに合わせた選択も可能です。中古スマホ市場では、新品では入手困難な廃盤モデルも購入できる可能性があります。複数の中古機種を比較検討しやすいため、自分に合った1台を見つけやすくなります。

過去の人気モデルを入手できる

過去の人気モデルを入手できる点は、中古スマホの魅力の一つです。生産終了した機種を購入できたり、懐かしいデザインや機能を持つモデルを使えたりします。新品では入手困難な限定カラーや特別モデルを見つけられる点も魅力です。

特定のOSバージョンが搭載された機種を選べる点もメリットの一つです。中古スマホは過去の人気モデルを入手するうえで魅力的な選択肢になります。

中古スマホの危険性を避ける方法

中古スマホの危険性を避けるための方法を以下で解説します。

  • 信頼できる店舗で購入する
  • IMEI番号から赤ロムでないかチェックする
  • 初期化してウイルス対策する
  • バッテリーの状態を確認する
  • データ消去対応済みの店舗で購入する
  • スマホ保険への加入を検討する

信頼できる店舗で購入する

安全に取引するため、信頼できる店舗で中古スマホを購入しましょう。信頼できる店舗の特徴は以下のとおりです。

  • 公式ストアで取り扱っている
  • 実店舗があり、実機確認ができる
  • 評価やレビューが高い
  • 返品・交換ポリシーが明確である
  • 正規品取り扱いの証明や認定がある
  • アフターサービスや保証が充実している

中古品専門店や中古スマホに特化した店舗も良い選択肢になります。中古スマホの取り扱いに慣れているため、商品の状態や詳細情報を明確に提示してくれます。購入前には販売履歴や実績が豊富な店舗を選び、質問や問い合わせに丁寧に対応してくれるかを確認しましょう。

IMEI番号から赤ロムでないかチェックする

安全に中古スマホを購入するために、IMEI番号を使って赤ロムかどうかを確認してください。確認手順は以下のとおりです。

  1. IMEI番号を確認する
  2. キャリアの公式サイトで赤ロムチェックツールを利用する
  3. 「ネットワーク利用制限」の状態を確認する

中古スマホ販売サイトの赤ロムチェック機能もおすすめです。赤ロムの可能性がある場合は、端末の購入を避けましょう。

初期化してウイルス対策する

中古スマホを安全に使うには、初期化とウイルス対策が重要です。スマホを工場出荷状態に戻すと、前の所有者のデータや不要なアプリを完全に削除できます。古いOSには脆弱性が残っている可能性があるため、最新版にアップデートしましょう。

信頼できるウイルス対策アプリのインストールもおすすめです。不審なリンクやメールを開かないように気をつけてください。公共Wi-Fiの使用も控えめにし、パスワードやPINコードを設定すると、スマホのセキュリティを高められます。
» Wi-Fiを使ってスマホのインターネット環境を快適にする方法

バッテリーの状態を確認する

バッテリーの状態の確認は、中古スマホを購入するうえで重要です。バッテリーの劣化は使用感に大きく影響するため、必ずチェックしましょう。バッテリー残量の表示だけでなく、実際の使用感も重要です。

確認すべき項目として充電の持続時間や急な電源オフ・再起動、充電時の発熱、バッテリーの膨張が挙げられます。チェックしても判断が難しい場合は、専門店でバッテリー診断を依頼しましょう。スマホ用のバッテリー性能テストアプリを使う方法もおすすめです。

購入前にバッテリー交換履歴の確認も重要です。使用期間とバッテリーの劣化度合いを比較すると、より正確な状態がわかります。

データ消去対応済みの店舗で購入する

中古スマホの危険性を回避するためには、データ消去対応済みの店舗で購入すると安心です。店舗を選ぶ際の注意点は以下のとおりです。

  • データ消去専用ソフトを使用する
  • 第三者機関による消去証明書が発行されている
  • 複数回データを上書き消去してくれる

テストデータを入れて確認できる店舗であれば、より安心できます。消去後の端末を実際に操作できるかどうかも重要です。個人情報保護方針やデータ消去に関する保証、アフターサービスの有無を確認してください。クラウドデータが確実に削除されているかを確認すると、より安全な中古スマホ購入につながります。

ポイントを押さえて店舗を選ぶと、個人情報の残留リスクを最小限に抑えて中古スマホを入手できます。

スマホ保険への加入を検討する

スマホ保険への加入は、中古スマホを購入する際に欠かせない検討事項です。中古スマホは新品と比べて保証が薄いため、予期せぬ故障や破損に備える必要があります。スマホ保険に加入すると、以下のメリットを得られます。

  • よくある故障に対する補償
  • 予想外の修理費用の軽減
  • スマホ利用時の安心感

保険選びの際は、月額料金と補償内容のバランスを考慮しましょう。通信キャリアや保険会社が提供するさまざまなプランを比較検討してください。比較検討するポイントは自己負担金の額や年間の補償回数、補償対象になる故障、破損の範囲などです。

保険加入のタイミングは購入直後がおすすめです。既存の保険でスマホが補償されていないかも確認しましょう。保険に加入せず、修理費用を貯金する方法もおすすめです。

中古スマホ購入時のチェックポイント

中古スマホを購入する際のチェックポイントは以下が挙げられます。

  • 本体の状態
  • 付属品の有無
  • 保証期間
  • SIMロックの解除状況

本体の状態

本体の状態は、中古スマホを購入する際のチェックポイントの一つです。以下の点を確認しましょう。

  • 外装の傷や凹みの有無
  • 液晶画面の状態
  • ボタンやポートの動作
  • カメラレンズの傷や曇り
  • タッチパネルの反応
  • スピーカーやマイクの音質

防水機能や指紋認証センサーなど、機種特有の機能についても確認が必要です。本体の歪みや変形にも気をつけましょう。内部の故障を示唆している可能性があるため、慎重に確認してください。

付属品の有無

付属品の有無は、中古スマホを購入する際のチェックポイントです。新品のスマホにはさまざまな付属品が同梱されていますが、中古品では完全にそろっていないケースが多々あります。確認すべき付属品は以下のとおりです。

  • 充電器
  • イヤホン
  • SIMピン
  • 取扱説明書
  • 外箱
  • SDカード
  • USBケーブル

付属品の有無によって、スマホの使用開始までにかかる追加費用が変わります。充電器やUSBケーブルなどは日常的に使用するため、付属していない場合は別途購入が必要です。自分に必要な付属品が付いているか確認しましょう。

保証期間

保証期間は中古スマホを購入する際に考慮すべき要素です。店舗によって異なるため、必ず確認しましょう。一般的に、中古スマホの保証期間は30日〜1年程度が多い傾向です。しかし、長期保証オプションもあるため、自分のニーズに合わせて選べます。

注意すべき保証内容は以下のとおりです。

  • 修理や交換の条件
  • 保証書の有無と記載内容
  • メーカー保証の残存期間
  • 延長保証サービスの有無
  • 返品・交換の条件
  • 保証対象外の項目
  • 保証を受ける際の手続き方法

情報を事前に把握すると、万が一の際でも安心して対応できます。

SIMロックの解除状況

SIMロックの解除状況は、中古スマホを購入する際に重要なポイントです。解除済みの端末であれば、他社のSIMカードでも使用できるため、より自由に使えます。購入前に必ずSIMロック解除済みかを確認しましょう。
» SIMカードの基礎知識と設定方法をわかりやすく解説!

解除済みの場合は他社のSIMカードでも使用できますが、未解除の場合は元のキャリアのSIMカードしか使えません。解除済みの端末は通常より高価になる傾向がありますが、使い勝手が良くなります。ただし、一部の古い機種ではSIMロック解除ができない場合もあるため、注意が必要です。

2019年9月以降に発売された端末は購入後すぐに解除可能です。一方で、以前の端末は元のキャリアへの申請と手数料が必要な場合があります。海外で使用する場合はSIMロック解除が必須です。
» SIMロック解除の適切な方法を詳しく解説!

まとめ

中古スマホの購入には、さまざまな危険性が含まれています。安価で多様な選択肢がある一方で、赤ロムといったリスクも存在します。しかし、以下のような適切な対策を取ると、リスクの軽減が可能です。

  • 信頼できる店舗で購入する
  • IMEI番号から赤ロムでないかチェックする
  • 初期化してウイルス対策する
  • バッテリーの状態を確認する
  • データ消去対応済みの店舗で購入する
  • スマホ保険への加入を検討する

ポイントを押さえ、中古スマホのメリットとデメリットを十分に理解したうえで慎重に判断しましょう。
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